ボンボン派とコロコロ派という話題があってだな。
曰くボンボン派は成長した後のオタク率が高くて、コロコロ派はリア充が多いとか何とか。

そんな馬鹿な、と思うが、どちらとも読んでいた身からすると
ボンボンは漫画重視で、ホビー系はガンプラとかが主。
コロコロはどちらかというとビーダマン、ミニ四駆、ヨーヨーなどホビー系重視で、
確かにコロコロの方が外でわいわいと遊んでそうなイメージがあるなーと思わないでもない。

しかしそれでも僕はボンボンが好きだったのだ。
その主たる理由が、載っていた漫画作品のクオリティの高さ。
王JIN、ウルトラマン超闘士、ロックマンシリーズ、メダロット、海の大陸NOA……。
どの作品も今の僕の趣味趣向を育んでくれたすばらしい作品達ですな。

そんな中でも特に楽しみにしていたのが有賀ヒトシ先生によるロックマンシリーズ。
季節ごとの増刊号で連載されていたこれらの作品をまとめたのがこのメガミックス。
完全新作のロックマンギガミックス共々気になっていたのですが、
値段がちょっと高めということもあって購入をためらっていたのです。
しかしこの度メガミックス&ギガミックスが
特製BOXに入ってセット販売されるということで購入しちゃいました。

読んでみると驚くほど細部まで覚えている自分がいてびっくりしましたね~。
作品としては一番古い「ロックマンを作った男達」なんて1995年のボンボン1月号、
僕まだ9歳とかそこらだったはずなのに
「あれ、こんなんあったっけ?」なんて場面がひとつもない。

有賀先生のロックマン作品は
ワイリーナンバーズへの愛情が感じられるのがすごくいいですね。
各ナンバリングタイトルの8ボスそれぞれにきちんとキャラ付けがしてあって、
有賀先生のポップな絵柄と相まってとにかく親しみやすく、それでいて格好いい。

ストーリーも原作の設定を生かしつつ、ロボットものにはつきものの
「ヒトとロボットの共存」や「作られたものとしての生き方」などの話をしっかり展開。
ほるまりん先生の「メダロット」などにも言えることですが
ボンボン作品は対象としていると思われる子どもたちの年齢よりも
ちょっと上の年齢向けのテーマや描写をどんどん入れてきていた印象がありますね。

僕が特に好きなのはVol.2に収録されている「史上最強の敵」。
自我を獲得したロボットが自分の存在意義について悩むという
ロボものお約束の展開ながらも、それをロックマンで読めるというのがグッときますな。
終盤の展開は当時の僕に大きなインパクトを残して行きました。

そういえばこの「史上最強の敵」、掲載版から少し加筆されてますかね?
記憶が間違っていなければ、途中のロックマンとブルースの見開き、
シャドーマンへ追撃するヤマト・トマホークマンからの数ページ、
事件の真相を語るシャドーマンのページは読んだ覚えがないような……。

メガミックスでは「ロックマン6」までのストーリーが下敷きになっていますが、
完全新作の「ロックマンギガミックス」では
「7」と「ロックマンワールド5」のストーリーが中心。
また後日レヴュー書きますが、こちらも非常にオススメ。清く正しく地球を救うお話です。

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