Keep on lovin’ you
真夜中にしたためたラブレターのように
言えたなら今頃は世界のキングにもなってるさ
背中押す風も吹かない

自分を過小評価し卑下することもなく、
かといって驕りもせず客観的で
冷静に分析することのなんと難しいことか。

【夏の想い出】

9月7日(木)

嵐の(!?)一夜が終わり朝を迎えました。
正直この後の予定なぞ全く決めていなかった自分、
いつの間にか一緒にアフターする事になった同期と共に
とりあえずコインランドリーに行くことに。

余談ですが一緒にいくことになったこいつと
自分の身長差はもしかしたら20cmはあったんじゃなかろうか。
とある同期よりのメールで【凸凹コンビ】と名づけられました。

んで。
洗濯機に衣服を突っ込んでとりあえず飯じゃ、と
近くを散策するもコンビニしかない……
仕方がないのでカップラとオレンジジュースという
いつも通りの朝食と相成りました。

さて。
洗濯は終わったもののこの二人全く計画を持っていません。
まさしく行き当たりばったり。
とちゅうで道端にばったりいきそうなぐらい。
とりあえずコンビニにて地図を購入。範囲:東北の。

その後偶然会った先輩にも言われましたさ、範囲広ッ!と。
かくして『どこ行くの?』と聞かれたら
『どこか分からないですけど、どこかに行きます。』としか答えられない
壮絶な旅が始まったのです。

で。
まずは青森駅から南下して弘前までとりあえず移動。
相方の希望もありとりあえず秋田に行こう!という
また具体的なんだがよく分からない目標を設定。

弘前駅に着き秋田までの電車の時間を料金を確認。
時間は1時間待ちとまぁここらではよくある感じだったんですが
料金が半端なかった…2520円…弘前までの料金とあわせて
3000円を軽く越すというスタートダッシュッぷり…。

こりゃあかん、と再考の余地が出てきたものの
小腹もすいたことなのでとりあえず昼食。
改札を抜けてすぐのところにあるそば屋さんで
【幻のそば】とか謳われていたそばを食べる。なかなか美味。

その後作戦会議。
秋田を経由すると高いのでそのまま盛岡まで出ようとか
でも乳頭温泉とか行ってみたいよね、とか
最悪仙台あたりから夜行バスじゃね?とか。
結局結論が今日の夜決めることにして
乗換駅である大館まで移動することにしました。

いざ大舘、とホームに降りようとした時
階段にかかってるある広告を発見。
思えばこれに出会えたからこそこの旅は成立しました。

そこに書かれていたのは北海道&東日本パス(普通列車限定)
一言で言えば青春18切符の地域限定版。
JR北海道と東日本の普通列車が10000円で乗り放題。
これで交通費を気にせずに移動できるようになりました。

大館についてからはとりあえず温泉探し。
最初は近場を尋ねてみたんですけど
結局2.5km程離れた場所にある温泉まで行くことに。
この位の距離いつもならすぐなんですが
アフターで歩くのってやっぱり精神的によろしくない。

入浴後ロビーでくつろいでいる温泉の方に話しかけられ少しの間雑談。
最初はどこから来たのー、とか今日どこに泊まるん?という
合宿で聞かれない日はない会話をしていたんですけど
その内話が今日の食事のことになり、
この辺の郷土料理の話からきりたんぽの話になり、
それだったらいい店がある、送っていってあげようという
流れがいとも自然に出てくるこの土地の人たちが、僕は、大好きだ。

お言葉に甘えてきりたんぽのおいしいお店まで送っていただきました。
しかもその温泉の子供たちからぶどうを1人1房頂いて…。

そんなわけで到着したお店。
ちらりと目をやると切りたんぽ鍋 2100円
あうちっ。
さすがにこの値段には手が出ないッす…。

ま。まずはぶどうを食おうということで
店の駐車場の隅っこでぷちぷちやっていたら
お店の人らしきお母さんに声をかけられる。
曰く『こんなところでぶどう食ってるから
   なんか可哀想な子達かと思ったわよ あっはっは』


『あっはっは(泣』

なんて言いながらぶどうも食べ終わり店内に入ると
なんとさっきのお母さんがここのママさんだと判明。わぉ。
値段を見ながらうんうん唸っている自分たちのところに来て
『じゃいいわ、おばちゃんライスサービスしてあげる』

こんな哀れみ優しさがいとも自然に出てくる
この土地の人たちが、僕は、大好きだ。

そばはうまいわご飯は美味しいわで本当に嬉しかったです。
出来るならきりたんぽ鍋を食べにもう一度行きたいです。

夕食も終わったことで今日の宿探し。
二人の共通意識ビバーク(野宿)は嫌だ、の元
3000円代を目安に宿を探すことに。

最初は夕飯を食べた店の隣のビジネスホテルに
入ってみたんですけどなんか雰囲気がよくないので却下。
駅前まで戻り片っ端から入ってみよう、というローラー作戦決行。

決行開始1軒目。
『すぃませぇん、素泊りおいくらですか〜?』

『お一人様4000円になります
 (こちらのウッと言う顔を見て)ご予算の程はお幾らですか?』


『あーっ…3000円、なんですけど…。』

『あ、それでしたら結構ですよ。
 勉強させていただいてお一人3000円で。』


こんな優しさがいとも自然に出てくる
この土地の人たちが、僕は、大好きだ。


いや、実際はもう遅かったし割安でも部屋を空かせてるよりは
よかっただけなのかも知れませんが
個人的には背中に背負ったザックの力もあったものと信じたい。

あれよあれよと言う間に案内されたのは2部屋あわせて15畳
軽く越そうかと言う広さの和室。いいんすかここ3000円で!?

あまりの急展開にしばらく二人してぽかーんとしちゃったり
意味もなく部屋をうろうろしてみたりするあたり
貧乏根性が隠しきれない二人ではありましたが
とにかく特上の環境で一日を終えることが出来ました。

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