弟を亡くしました

しばらく日記を休んでいました。

先月1月24日の夜、弟が亡くなりました。
小さい頃から癲癇を患っていまして、
中学時代までは年に一度発作が出るか出ないかだったのですが
高校に入ってからは段々と症状が重くなり、
近頃は1週間に一度の頻度で発作が起こるようになっていました。

24日は自分は部のミーティングで帰宅したのが11時50分ほどでした。
帰ってすぐ夕飯を食べようとしたのですが母が
弟の風呂がいつもより長い、と心配し始め、
まず母が浴室に声を掛けたのですが返事がありませんでした。
瞬間、背筋が寒くなったのを覚えています。

次に自分が声を掛けたのですがやはり返事が無く、扉を開けました。
そこで弟が浴槽に沈んだまま少しも動かなくなっていました。
すぐに眠っていた父を起こし、浴槽から弟を引き上げて救命処置をしました。
母が気が動転していて救急車を呼ぶのが何番だったかさえ
思い出せずにいて、自分が119番と母方の実家への連絡をしました。

すぐに救急車が駆けつけ、救命処置を施した後病院に搬送されたのですが、
日付が変わって25日の午前1時に死亡が確認されました。
16歳、本当ならば2月4日で17歳になっているはずでした。

葬儀、初七日共に恙無く終了し家には仮作りの仏壇が設けられました。
正直、あまりにも突然の事で実感が無く、
泣き崩れていいのか気丈に振舞ったらいいのか、
それすらも分からなく、混乱しています。
ただ、弟が家に帰ってきたときに触れた頬の冷たさと
俺よりも背も体格も大きかったはずの弟の遺骨のあんまりな軽さは
一生忘れられそうにありません。

通夜の日、母が俺にお前が居てくれて助かった、
お前が居なかったら母さんは取り乱して通報もできなかった。
と言われました。
でも、俺は弟を助けてやれなかった。
もっと救命処置を的確に行えていれば、
それ以前にもっと俺が早く帰ってきていればあいつは助かったはずで。
悔しいし悲しくてどうしようもなくなってます。