はるか北方――――凍てつく海の彼方より
戦乱の黒雲をしたがえて彼らは来る


なけなしのお金をはたいて買っちゃいました。
負けるな、オレ、来週の火曜を乗り切ればバイトし放題だから。

さて、この作品は【プラネテス】を連載していた幸村誠先生の最新作。
西暦700年代の終期から300年に掛けて北方の海を
縦横無尽に暴れまわったバイキングを主題とした物語で
第1話では週刊誌に掲載されたとは思えない88ページというヴォリュームで
バイキングたちの豪快な戦いぶりと主人公トルフィンが何故か
親の仇だというバイキングの一団の頭・アシェラッドの元についているという
話の引きなどを織り交ぜ、ページ数の割にはだれる事無く話を展開しております。

かなり詳しく時代考証を行っているんだろうなという事が
バイキングたちの武具や船の形から伺えますし、
細部のリアリティと幸村先生の画力によって描かれた戦闘シーンは圧巻。
1話では集団戦闘の中でアシュラッド達が豪快かつ大胆な戦闘を、
トルフィンが疾走感溢れる戦闘で魅せてくれています。

また、この物語が単なる冒険活劇で終わっていない事を
第3話・第4話の奴隷を絡めた話で語っています。
プラネテスで宇宙を舞台に様々なテーマに及ぶ話を描いた幸村先生だけに
今作ではどの様な話を見せてくれるのかが楽しみですね。

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