『お前一人に死を押しつけたりはしない
 だからカズキ 今一度ここで問う 命を……諦めてくれないか?

『オレだけじゃなくて ブラボーまで死ぬなんて言うなら
 だったら尚更諦められるか!!
 キャプテンブラボー! オレはあんたに勝つ!!』


大事な存在を死守せんとする強い意志――――……

『勝ってアンタを死なせはしない!!』

途中までの王道を胸を張って突っ切る展開と
その後のあまりにも急過ぎる風呂敷を畳もうとする展開が
仄かに漂ってくる打ち切りの雰囲気を感じさせてくれる今巻。
それではいつもどおりグダグダと語っていきましょう。

8巻で語るべきはやっぱりブラボーとカズキの2度目の対決。
ここ最近どうも今ひとつ『らしさ』がなかったカズキが
『カズキを再殺した後、部下殺しの罪を償う為に自分自身に始末をつける』
というブラボーの決意を聞かされ、勝って希望をつかむ為、
そして何よりもブラボーを死なせない為に全力で立ち向かうその姿勢は
この漫画の最大の魅力だと個人的には思っている
カズキの愚直ともいえる真っ直ぐさが前面に表れていて素晴らしいと思うのです。
本誌で読んでいたときは完全にこの辺りで持ち直したな、と思っていたのですが、ね。

そのカズキvsブラボーが終わった直後からは
照星部隊の過去を早足で説明→ブラボー死亡?→大戦士長登場→
突如ヴィクター補足→決戦だ!!(えーっ……)
見たいな明らかにドタバタと終わりの形を整えようとする
展開に陥っているように見えて……というか実際そうなんでしょうけど。

最後にブラボー死亡?→実は生きてたの展開について。
やっぱりこれには賛否両論あったようですが
自分は『まだブラボーが死ぬには早かったと思う』派です。
確かにカズキがブラボー越えを達成しその直後に死亡、というのも
あり得ない流れではないと思うのですが
ここでブラボーが火渡戦士長によって殺される、などという事にしてしまったら
カズキが人間に戻り晴れて戦団に復帰するといった展開になった時に
絶対に違和感が出てくるはずと思うからです。
犬飼にカズキは『俺たちは本当は共に戦うはずだったんだ』と
言ってましたけどさすがにブラボーを殺した奴と一緒に戦えるとは思わないしね。

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