【斗貴子先輩を殺していい状況なんて
 俺には有り得ない! 絶対に無ェんだ!!】


この巻の主人公は独断と偏見により剛太に決定。
それほど剛太が格好よく動いています。では以下順を追って感想。

【表紙】
やっとこさ最殺部隊の制服の色が判明。
オレンジと紺、かな。火渡戦士長のイメージと合ってていいと思うけど
根来とかには似合って無い様な気もするなぁ。

【第55話 レイニーエモーション】
7巻の中で一番のお気に入り。
週刊で読んでいる時は剛太がガンバっているのに
ストロベリーズは【死ガ二人をヲ別ツマデ】的な誓いをしてるのに
結構ご立腹だったのですが改めて読むと
カズキと斗貴子さんの怪我に気付かない振りをして送り出す六舛たちと
それを今にも泣き出しそうな顔で振り返るカズキというのは
自分の好きなために見せるカズキの【哀】の表情ですし
何より剛太の回想の斗貴子さんのセリフと
現実の火渡サンとの会話のシンクロがうまい。
1週分と言う限られたページの中に友との暫しの別れとカズキの決意、
剛太の過去と斗貴子さんへの想いの動機を詰め込んでいるのに
それぞれがちゃんと描かれている、これぞ武装錬金のカルピス原液ネーム!

【第56話 THE ANOTHER THIRD】
結局この剛太vs再殺部隊(というか火渡サン)は
1週で終わるわけですがもっとこう6人の敵を相手に奮闘するも
傷つき倒れようとする剛太に援軍が――みたいなのを望んでいたのですが
(イメージとしてはダイの大冒険のポップvs竜騎衆)
これはこれで剛太の頭の戦闘スタイルと火渡サンの能力の謎を描けていて、
ちょくちょく入る周りの面々のセリフでキャラ説明もできてますね。

でもこの回の一番のポイントは戦団を裏切ってまで戦ったのに
逃亡した先では斗貴子さんとカズキがアイアイガサしているという
剛太の報われなさでしょう(笑

【第57話 逃避行開始】
剛太とカズキの噛み合わないファースト・コンタクトや
後の事に繋がる火渡サンの不条理で不条理をねじ伏せる姿勢の表れなど
中々見所は多いのですがすべてパッピーのおぞ気の前に霞む(笑
海編の時に誰もが見たいような見たく無い様な気持ちでいたわけですが
そこの辺をちゃんとフォローする和月先生はやはり只者ではない!

【第58話 エピソード0】
剛太はやっぱりUNDER DOG。気持ちは分かるぞ、うん。
しっかしカズキの代わりに【ギャフン】と言う斗貴子さんが
やったらめったらカワイイじゃあねぇか!

【第59話 負けてやるつもりはない】
和月先生はこの回のカズキを【覚悟を決めた男は力強くカッコいいものです】と
仰っていますが自分はやっぱりこの頃のカズキは好きじゃないんですよね……。
なんというか目の端が吊り上がり過ぎというか。
丁度この回が大ゴマ多用の内容薄めな回だったのもあって
対犬飼戦は【このクオリティでは危ない!】と危惧したものです。
…………言いたい事は分かってますって!

【第60話 WIND and LEAVES】
剛太の特技は【斗貴子さんのためならエンヤコラ】ですが
この回を読んでいるとカズキもそうじゃないかと思ふ。

【第61話 Which is MONSTER】
59・60話の目の吊り上がりっぷりに嫌な感じを受けていたけども
この週の甘すぎともいえるカズキを見て一安心。
この性格こそが俺の好きな【偽善者】カズキです。
最後のページ、剛太の自らへの問いかけはのちのカズキへの理解への第1歩。
展開が急な武装錬金において意外と珍しい時間をかけての感情の変化ですね。

【第62話 戦部出撃】
人気投票結果発表、カズキと剛太の歩み寄り、パピヨン食人断ちの伏線、
毒島さん女の子疑惑が確信へ、いや、千歳さんその年でセーラーは……など
ギャグとシリアスが軋んだロープの上でチークダンスを踊る武装錬金らしい回。
カズキの調子もいつもの感じに戻っていて一安心した思い出が。

【第63話 十文字槍・激戦】
和月先生がライナーノートで書いている通り内容は薄め。
しかしこの戦部サンの【全身高速自動修復】はインパクトありでしたね。
ワイルドな風貌から再殺部隊の中で唯一まともな人かも、と思っていた
戦部サンが全裸で戦う変態さんと分かってしまいましたからねぇ(違

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